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どうも、内田です。
GS1事業者コードが、2021年5月に約40年ぶりに全面的に改定されることになりました!
今回具体的には、下記4つの改訂ポイントがあります。
4つの改訂ポイント
- GS1事業者コードの更新手続きサイクルを「3年毎」から「1年毎」に変更
- 10桁のGS1事業者コードを新設
- 短縮タイプ用6桁のGS1事業者コードの貸与終了→1商品毎のGTIN-8ワンオフキー貸与に変更
- GLNワンオフキーを新設
その中でも特にGS1事業者コードを取得し、プライベートブランドを展開する我々D2Cメーカーにとって最も大きく影響の出るであろう「10桁のGS1事業者コードの新設」について詳しく解説します。
これから新規でGS1事業者コードを取得される方は、当記事を参考の上、事前に注意すべきポイントを理解した上で、スムーズにGS1事業者コードを取得していただければ幸いです。
GS1事業者コードとJANコードの違い
おそらく当ブログをご覧いただく方の多くはGS1事業者コードという呼び方よりもJANコードという呼び方の方が馴染みがあると思いますが、正確には、GS1事業者コードとJANコードの意味は少し異なります。
詳しくは下記の記事で解説していますので、正しい理解をされたい方はぜひ一ご覧になってみてください。
※現在準備中
※目的の個所をすぐに見たい場合は、下記目次から一瞬で飛ぶことが可能です↓
1.GS1事業者コードに「10桁」が新しく追加される!
2021年8月から、新しく「10桁」のGS1事業者コードが新設されることになりました。
今回の改訂について理解しておいた方がいい点は主に下記の3つです。
- 「10桁」のGS1事業者コード1つで作成できる商品アイテム数
- 「10桁」のGS1事業者コードが新設された理由
- 「10桁」のGS1事業者コードの登録申請費用
順番に解説します。
1ー1.「10桁」のGS1事業者コード1つで作成できる商品アイテム数
今回新設された「10桁」のGS1事業者コード1つで作成できる商品アイテム数は「100」となります。
現在の主流である「7桁」と「9桁」のGS1事業者コードと比較してみると↓
GS1事業者コードの種類 | 1つのGS1事業者コードで付番できる商品アイテム数 |
10桁 | 100 |
9桁 | 1000 |
7桁 | 100000 |
「9桁」のGS1事業者コードで付番できる商品アイテム数は「1000」。
「7桁」のGS1事業者コードで付番できる商品アイテム数は「100000」。
今回新設された「10桁」のGS1事業者コードで付番できる商品アイテム数は「100」と、現在主流の「7桁」「9桁」と比べると、かなり少なく差があることが分かります。
1ー2.「10桁」のGS1事業者コードが新設された理由
一体なぜ、今回新たに付番できる商品アイテム数が少ない「10桁」のGS1事業者コードが新設されたのか?
それはここ数年インターネット通販市場が急拡大し、そこへ参入する小規模事業者も比例して急激に増加していることが背景にある様子です。
GS1事業者コードを管理する一般財団法人流通システム開発センターによると、コードを効率よく管理するために今回「10桁」のGS1事業者コードを新設したと明言しています。
「ネット通販などで中小メーカーや個人事業主が商品を売る場合、1000や10万といったアイテムを扱うのはレアケースで、1個や2個、多くても100個もあれば十分ということがほとんどです。そのため、10ケタのGS1事業者コードを新設することで適切なコードを貸与し、コード資源を有効に活用することが10ケタのコードを新設する狙いです」
出典:一般財団法人流通システム開発センター 上田氏
1ー3.「10桁」のGS1事業者コードの登録申請費用
「10桁」のGS1事業者コードを新しく登録申請する費用は、実は「7桁」「9桁」と全く同じです。
GS1事業者コードの登録申請料は、事業全体の年間売上高と支払年数(3年払い、または1年払いを自分で選択)により決まり、実際に支払う費用は、初期申請料と登録管理費の合計が登録申請料となります。
年商100億円以上の方は当ブログは読まれないと思いますので(笑)、下記に年商100億円までの費用内訳をまとめました↓
3年払い(消費税10%込)の場合
事業全体の年間売上高 | 初期申請料 | 登録管理費 |
1億円未満 | 11,000円 | 16,500円 |
1億円以上10億円未満 | 22,000円 | 20,900円 |
10億円以上100億円未満 | 44,000円 | 46,200円 |
1年払い(消費税10%込)の場合
事業全体の年間売上高 | 初期申請料 | 登録管理費 |
1億円未満 | 11,000円 | 6,050円 |
1億円以上10億円未満 | 22,000円 | 7,700円 |
10億円以上100億円未満 | 44,000円 | 16,500円 |
ご覧の通り、初期申請料は変わりませんが、登録管理費は基本的に3年払いの方がコスパが良いので、新規で取得するなら3年払いの方がおすすめです。
事業全体の売上高が1億円未満で、1年払いを3年継続した場合の総支払額は初期申請料11,000円と登録管理費6,050円、更新申請料6,050円×2年 = 18,150円、合計29,150円。
3年払いの総支払額は初期申請料11,000円と登録管理費16,500円、合計27500円。
その差額は、1650円。本が1冊購入できるくらいの金額になります。
更新する時間、手間も省けるので、その分もプラスと考えることができます。
2.新しくGS1事業者コードを登録申請する際の注意点
ここまで、新設された「10桁」のGS1事業者コードについて解説をしましたが、2021年8月以降、実際に新規でGS1事業者コードを取得する場合に注意すべきポイントについても解説します。
2ー1.新しくGS1事業者コードを取得するなら「9桁」(7桁)がおすすめ
結論、新しくGS1事業者コードを登録申請する場合は、「9桁」(もしくは7桁)がおすすめです。
どの様な形で事業を展開するかは事業者によってそれぞれ異なりますが、現在はどの桁数でも取得費用が同じですので、それであれば1つのGS1事業者コードで付番できる数が多い桁を登録申請しておく方がコスパが良いです。
特に私の様にAmazonなどのECモールでD2C事業、プライベートブランド商品の販売を展開する場合、初心者の方は様々な商品を取り扱う可能性があり、バリエーション登録される可能性も考えると、結構なスピードでGTINコード(JANコード)を作成することになります。
後々数が足りなくなることを考えると、最初からある程度の数を作れる「9桁」で登録申請しておくのが無難だと思います。(7桁は付番できるのが10万になるため、さすがにここまでは中々使わないはず…)
実際に登録申請する際に、向こう3年で付番する商品アイテム数を「101」以上で手続きを行えば、「9桁」のGS1事業者コードが取得できますので、覚えておいてください。
2ー2.新規で「10桁」のGS1事業者コードを登録申請し運用する場合、システム改修に要注意!
もし今現在あなたがすでにEC事業に精通しておりシステム運用をしている状態で、今後新しく「10桁」のGS1事業者コードを登録申請し運用する場合は注意が必要です。
例えば、下記の様なシステムで「7桁」「9桁」のGS1事業者コードを直接参照するような使い方をしている場合、新たに「10桁」にも対応できるようにシステムの改修や改変が必要になります。
- EDI
- 受発注
- POS
- 在庫管理
- 物流
当たり前ではありますが、こうなる場合、経営規模によってはそれなりに対応コストが大きく発生することになりますので、事前に把握、対応方法を考えた上で動くことが重要になります。
何も考えずに動くと後々めんどくさいことになることも考えられますので気をつけてください。
3.まとめ
- 新規でGS1事業者コードを登録申請するなら、コスパの良い「9桁」で3年払いがおすすめ!
- 「10桁」のGS1事業者コードを登録申請する場合は、付番できるアイテム数の上限と既存の運営システムの改修・改変に注意!
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